2011年2月28日

ZORRO THE MUSICAL その10


「ZORRO THE MUSICAL」ゾロザ東京楽おめでとうございます!
たくさん通ったのに肝心な日に限って劇場に行けないという残念な私なんですけど(笑)心からの拍手を贈りたいと思います~!東京公演、無事に幕を下ろすことができて本当に良かったね~!まーくん、キャストの皆さま、バンドの皆さま、スタッフの皆さま、ひとまずお疲れさまでした!!

いきなりその10?って思われたかと思いますが、ワタクシこの「ZORRO THE MUSICAL」結局10公演行っちゃったのでした。あはf^_^; いやぁ自分でもビックリ~。当初は7公演の予定で、1月に3回、間に剛ちゃん舞台を挟み、2月後半に4回、のつもりでチケットを取ってたんですが、気がついたら増やしちゃってましたよん...あはん。スケジュールの都合でラスト2週の中に7公演を詰め込んだので、トイレ誘導係のお姉さんも喫茶コーナーのお姉さんも「あ、昨日ぶり~!」みたいな視線でちょっこし気まずかったような気もするのですけども(笑)でも、後悔は一切してないですよ!一回一回が本当に楽しくて楽しくて、エネルギーやパワー、そのほか色々なものをこの舞台からたくさんたくさん受け取ったので、すごく大満足・大充足で清々しい気持ち。本当に楽しい日生通いでした。まーくん、素敵な舞台を観せて&魅せてくれてありがとう~!!ディエゴ=ゾロ大好き~≧∀≦!!

昨日の前楽は、のっけからお客さんがすごい盛り上がりで、熱気ムンムンで、もういつフィエスタきてもスタンバイOKな感じでしたね。あ、たぶん坂本家のご家族がいらしてたもよん。うるの席の近くだったかも~。
そうそう、オープニングの「溜息吐息」が大サービス状態(!)でしたよね。あれはまーくんなのかカズさんなのか私も不明~(笑)
まーくんは土曜のマチネで、ああちょっと喉にきてるかなぁ...心配><って感じだったけど、ソワレは何故か声がよく出てて、「お、復調した!」って思ったら、昨日はまた少し喉が辛そうモードだったかな。でも雑にならないように感情をこめながら丁寧に歌ってたのがとても印象的でした。なんだか一段とミュージカル俳優として成長したなぁって、胸がいっぱいになっちゃった。ママを差し置いてママモードな私でした(笑)

いまさらだけど、ラモン様登場シーンで食べてるお菓子が「ちんすこう」に見えるんですけど、あれは何だろう?いつも気になってたんだけどわからずじまいでした。(余談だけど「金閣寺」で剛ちゃんが食べてるものもキニナル)
ロウソクのところは「小さなサイズはお好みじゃないですか?」で、時間は「8時3分前」でした。あと、芋ガルシアが女性のくどき方をディエゴから教わるシーンで去っていく台詞が、土曜日に引き続き「この、オトコマエ~!!!!」って言ってた(客席、拍手喝采)。
フィエスタではリトルちゃんたちの揃ったダンスが本当に可愛くって、下手だったのでちょっとディエゴ様そっちのけで釘付けだった私でした(笑)

この2ヵ月、本当にあっという間だったなぁ~。今朝はラモン様のブログを読んで、本当にしみじみ感動しちゃってました。本当に素敵な共演者にも恵まれて、まーくんにとって宝物のような作品になりましたね。あんまりゆっくりは出来ないと思うけど、少しでも身体と喉が休まりますように。実は名古屋に行く予定を立ててしまったので(え)、再会を楽しみにしてま~す!

ゾロ様の喧騒は落ち着いたけど、3月入ったら怒涛の「SP」祭りが始まるわけで。そしてイノッチもナニゲに露出の予定すごくないですか?いやぁブイファンって本当大変だ~(嬉しい悲鳴!)あ、ゾロザその5~9レポはお得意の日付詐称でおいおい書くつもりなので、生温かい目で見守ってやっていただけたら幸いです。エヘ☆

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楽しい楽しい日生通いでした!またね!

★以下、拍手のお礼です。
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2月21日(月) 20時さま、23時さま
2月28日(月) 1時さま

拍手ありがとうございました~!今日はあいにくの雨模様(雪模様)だった東京ですが、好きな人たちがあちらこちらで楽しそうだった様子がたくさん聞けて、本当に温かい気持ちになった一日でした。良かったら、また遊びに来てやってくださいね。

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2011年2月21日

コーン、特盛り。


わーん、宿題が追いつかな~い!!≧∀≦(笑)
とりあえず、何はさておき、神様仏様エバラ様の大偉業を皆でたたえるんだ!!

エバラ公式ホームページ 黄金の味で!たれコレクションCM

ougon_gudakusan.gifエバラ様、いつもいつもありがとうございます!横浜本社には足を向けて寝ません!(たぶん)
ぎゃぼ~可愛すぎる~!!健ちゃんに「盛りすぎ~!」って突っ込む剛准。にまにましちゃうなぁ。あの家の隣に住んで、窓からぢっと見てたいです(怖いです)。でもって、新商品の「黄金の味 具だくさん」がとても美味しそうですよ。カミちゃんたちが出てるからヨイショしてるわけではなくて~。さっそくお買い上げして試してみようっと。ああ月曜日から癒されちゃった~。ホント幸せだなぁ。CM捕獲は確か火曜か水曜の日テレ22時枠でいけたよね?

2011年2月20日

Happy Happy Birthday 剛ちゃん


剛ちゃん、32歳のお誕生日おめでとう!
わ~ん、日付詐称でごめんね。Twitterの方には当日ちゃんと足跡残したんだよう~、そしてちゃんとケーキも買って帰ったんだよう~(本人見てないのに全力で言い訳してみた!)ただ「ZORRO」さまに会いに行ったらぐったりんこで眠たくなちゃっただけなの~(まーくんのせいにしてみた!笑)
そんなわけで改めまして。お誕生日おめでとうございます!!

剛ちゃんのお誕生日って舞台の期間といつもリンクしてるイメージだなぁ。松本公演、カテコでちょっとしたサプライズがあったようですね。レポを読んで可愛くて萌え萌えしちゃいました^^。うふふ。
一年、一年、ステップアップしてる剛ちゃん。いいお仕事に恵まれて、作品ごとに剛ちゃんが心の底に煌めきを残してくれることが、嬉しくて幸せで。ここにきて業界関係者や評論家の皆さんからもますます剛ちゃんに対する評価が上がってきてますが、ずっと剛ちゃんを見てきた私たちとしては「今頃気づくなんて遅いわ、ふっふふんふふ~ん♪」なんて思ってしまう。でも、外の評価なんて剛ちゃんはきっと気にしてなくて、自分が全身全霊を傾けられる居場所を探し続けてきただけなんだろうな。決して駆け足ではないけど、このじっくり静かに熱が伝わる感じが剛ちゃんらしいなって思います。
これからも強い光を放つあなたを応援し続けていきたいです。「金閣寺」地方公演も成功しますように。ブイちゃんと一緒の時の笑いの神も健在でありますように(笑)
Happy Happy Birthday!

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ガトーショコラでした。PAINT IT BLACKなイメージで。ソロコンまた見たいなぁ~。

★以下、拍手のお礼です。
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2月16日(水) 0時さま、22時さま
2月19日(土) 11時さま(たくさんありがとうございます)、12時さま
2月21日(月) 1時さま

拍手どうもありがとうございました!励みになります。この2月、剛くんとまーくんにどっぷり捧げましたが、3月はSP月間になりますよ~(試写会ハズレタケド...><)コラボ?リミックス?レボリューション?の方も楽しみですね~≧へ≦

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2011年2月19日

ミシマダブル 「わが友ヒットラー」


S-mishima.jpg翌日(17日夜)は「ミシマダブル/わが友ヒットラー」を観劇。
三島由紀夫が「この2作品は対になっているので、同じ俳優、同じセットでやってほしい」と生前希望していたものの、これまでそれは一度も叶うことがなかったそうです。今回それを蜷川さんが実現させたということで、やはり2作品セットで観なきゃ意味がないな~と。で、狙って申し込んでみたのですが、上手いこと2夜連続で取れて良かったです。
...のはいいんだけど、ふと「長いこと放置してあるJr.情報局名義を久しぶりに使おうかな~」と思って(お気に入りクンも斗真になってるし♪)、こっちは情報局で取ってみたら、中2階サイドの見ずら席キターーー><。久しぶりに取ろうが、お気に入りが斗真だろうが関係なく容赦ないのがジャニクォリティ。一貫してます(泣笑)あの見切れ席に¥11,000を大人しく差し出す私って、昨日はSかと思ってたけどやっぱりドMなのかしらん...ううう。素直に少年隊FCで取れば良かったなぁ~(「サド~」は少年隊名義で取った)。そういやコレ、セット売りもあったら良かったのに。どうしてセット売りしなかったんでしょうね?ま、チケは天下の回りもの、取れただけハッピーってことで、ひとまず気を取り直して~。

「わが友ヒットラー」は、三島が「レーム事件」(長いナイフの夜事件)に興味を抱いて書いた戯曲で、4人の男の対話を通し権力の階段を昇るヒットラーの姿をとらえた作品。やはり膨大な台詞の会話劇で、言葉の洪水の中へ観客は放り込まれることになります。一作品だけでもすごいのに、2作覚える脳ってどんなことになってるんだろう?改めて役者さんってすごい(驚嘆!)

1934年、6月某日。政権を得たばかりのヒットラーが、かつての革命の同志で右派のレーム、左派のシュトラッサーを首相官邸に呼び寄せ、それぞれと会談します。思い出話や理想、現状についての意見交換。しかし、すでに党内の支持を盤石にするため左右両端の勢力を切り捨てる決意を固めているヒットラー。武器商人クルップが見守る中、独裁と殺戮の時代への扉が静かに開く...。
「サド」は登場人物が全員女性、「わが友」は登場人物が全員男性。「サド」は「愛」を描き「わが友」は「権力」を描く。「サド」はパリを舞台に「わが友」はドイツを舞台に。どちらから見ても大丈夫だけど、やはり2作を両方見ることに意味があって、2作目を見終え同じように日常の空間へ戻された時、なんともいえぬカタルシスが駆け抜けていきました。

オープニングは「サド」とまったく一緒。同じように、搬入口が開放されてて、美術さんが鏡貼りのセットを運び入れ組み立て...セットが完成したところで、一度真っ赤な緞帳が降りて幕があく...という流れ。シャンデリアが煌びやかになってたのと、バルコニーに演説のマイクが置かれてたのが違いかな?
そんなちょっとデジャヴな雰囲気の中で、前日とガラリと違った男たちが丁々発止やっている。美しい貴婦人が軍人に、可愛いお人形さんがヒットラーに、湯婆婆(こら)が理知的な武器商人に、蝮夫人が死から逃げ惑う軍人になっている。
二幕終盤で「ああ、この2人(レームとシュトラッサー)はヒットラーに殺されてしまう...」とドキドキしながら休憩時間を過ごし、いよいよ次にドラマが待ち構えていると思いきや、三幕では粛清事件は終わってて「えええ~」と若干肩透かしを食らった気分になるんだけど、この芝居、三幕が秀逸でした。狂気、怯え、不安、孤独。我々が知るヒットラーのイメージはすでに恐ろしい怪物、独裁者としてのイメージが完璧に出来上がっていて、でもその怪物になる前は、彼も震えが止まらない夜を過ごしたこともあったのだろうかと、ふと思いを馳せました。

ヒガシ君(レーム)...相変わらず演技は生真面目で一本調子なんだけどf^_^; その硬さがレームのキャラに上手くハマってたように思えました。金髪の短髪がお似合い~。スタイルが良くてナチスの軍服がお似合い~。「シュッとしてる」ってこういう人のこと言うんだろうな、ってしみじみ思ってしまいました。や、サドの時も思ったけど、ヒガシ君ってこんなに美しかったっけ。ヒットラーの膝枕でゴロンと横になるシーンが絵になってて綺麗で。耽美なかほり...(笑)原作未読だったので、まさか三幕めに出てこないと思わずちょっとビックリでした。

斗真(ヒットラー)...一幕目を見て、う~ん斗真の年齢では少し若かったか...と思いきや、ぐんぐんと良くなり、三幕目がすさまじく良かった!「レームがやっと死んだと思ったら、今度はあなたが私に命令するのですか」あたりから、歌を口ずさむくだり、彼の狂気が恐ろしかった。20代の斗真が、70代の平さんに向かって「越えられない壁」をガンガン割ろうとしてるのが見えた。もっともっとこの人の成長を見守りたくなりました。

平幹さん(クルップ)...前の日とぜんぜん違~う!別人!「サド」の時と同様、そこにいたのは紛れもなく武器商人クルップでした。まさに「千の仮面を持つ...」ってこういうことなんだ!(てか平さんほどの名優をマヤに例えるとかナンセンスすぎですね~。ス、スイマセン><)。いやぁこれまた素晴らしくてすごい存在感でした。三幕目、ヒットラーにバルコニーから銃声を聞くよう諭すクルップ、ぐいぐいと迫ってきてたまらなく怖かったです。

木場さん(シュトラッサー)...前の日とぜんぜん違~うその2!こちらは木場さん本来の声の良さが際立ってましたね。二幕目でシュトラッサーがレームの足にすがりついたところで胸がギュッっと締め付けられそうになりました。木場さんのこの演技があってこそ、ヒットラーを信じきろうとするレームの感情が際立ってせつなくなりました。

上演時間自体「サド侯爵夫人」より少ないってこともあるかもですが、もっとあっという間に終わっちゃった感じ。心地よい疲労感~。私としては平さんの超絶演技に2晩続けてお付き合いできて幸せでした!出来るものなら真正面の席でもう一回観たかったのだけが心残り><

ちなみにこの回は松潤さまご来場でしたよん~。帽子に白いシャツで爽やかな感じ。あと、いのうえひでのりさんも居らして、蜷川さんも客席の一番後ろに居らっしゃいました。蜷川さんのこの原動力の源が知りたくてたまらない。
舞台が終わってセットがバラバラに壊され、搬入口が開き、我々は日常に戻っていく。でもその平和そうなこの日常の中に狂気、怯え、不安、孤独はまだ存在し続けているんだ。そんなことをポワンと思った夜でした。

2011年2月18日

ミシマダブル 「サド侯爵夫人」


S-mishima.jpgシアターコクーンで上演中の「ミシマダブル/サド侯爵夫人」を観てきました。
「ミシマダブル」は、三島由紀夫の「サド侯爵夫人」「わが友ヒットラー」のニ作品を同じ俳優(東山紀之、生田斗真、木場勝己、平幹二朗)が演じる話題作。タイトルは「ミシマダブル」なんだけど、「金閣寺」を観てるうるとしては「ミシマトリプル」な気分(笑)
日本を代表する演出家のお二人、蜷川幸雄さんと宮本亜門さんが同時期に三島由紀夫作品を上演し、主演はどちらもジャニーズというシンクロ具合が何とも興味深いです~。片や三島戯曲で舞台は海外、片や三島小説で舞台は日本なんですが、3作品すべて観終わって思ったのは、やはり三島文学は私には難しく高いハードルで、それでいて妙に心が引き寄せられる美しさがあるということでした。大学時代、同じゼミの子が卒論のテーマを三島にしてて、研究発表を何度か聞いたけどいつもポカ~ン状態だったのをちょっとだけ思いだした(笑)
ちなみに私は16日ソワレを観たんですが、その日のマチネ(ヒットラー)に剛くんご来場だったらしいです。ユー、続けて夜も観ちゃえば良かったのに!なんてちょっと思っちゃいました。剛くんの感想キニナル。

「サド侯爵夫人」は"サディズム"の語源にもなった、マルキ・ド・サドの妻を題材にした物語。舞台は18世紀、ブルボン王朝末期のパリ。サド侯爵夫人・ルネは、残虐かつ淫靡な醜聞にまみれる夫を庇い、貞淑な妻として夫を一途に愛し続けます。世間体を重んじるルネの母・モントルイユ夫人は様々な手を尽くして別れを迫るものの、ルネの決意は固く、対立を続ける母娘。しかし、永きにわたって獄に繋がれた夫を待っていたルネは、最後に思いもかけない決断を下した...という内容。登場人物は全員女性で、その女性たちがサドについてあーだこーだ語ってるというのに、肝心のサド本人は一度も出てこないところがミソ。

オープニング、何もなくがらーんとした舞台上、おなじみ搬入口開放状態から始まり、美術さんが鏡貼りのセットを運び入れ組み立てていきます。「金閣寺」と逆パターン。セットが完成したところで、一度真っ赤な緞帳が降りて、再び幕があく。さぁどうぞどうぞ耽美な虚構の世界へ...と言わんばかりで、ときめいてしまいました。蜷川さんの舞台のオープニングって、いつも私つかまれがちなんですよね。

この作品、とにかく登場人物たちが喋る喋る、「ソーシャル・ネットワーク」も真っ青!(笑)膨大な言葉の洪水の中にボーンと放り込まれて、後はぐいぐいと引き込まれ、いつの間にか自分の奥底にイメージが構築されていく。「コースト~」の時も思ったけど、あれだけのセリフ量を覚えて自分のものにしちゃう役者さんってやっぱりすごい!ものすごい勢いで吐き出される言葉にゾクゾクしました。ちょっと気になったのは演出の拍子木がちょっと煩かったような?

ただ、そんな会話劇だけに役者の技量の差も丸裸になってしまうもので。年齢もこれまで培ってきた経歴もずいぶん違うので、こんなこと書くのは野暮かもしれませんが、
平さん、木場さん>>>(越えられない壁)>>>ヒガシ君、斗真
って感じで、格の違いを見せつけられた感じ(ああ、ごめんなさい)。てか平さんと木場さんがホント凄すぎて。蜷川さんのお言葉じゃないけど、このお2方が居なければこの舞台は成立しない、圧倒的な存在感でした。でも後輩2人が必死に大先輩たちの胸を借りて体当たりして、もがき苦しんでる姿を見て、そこも楽しんでた私だったり(あ、文字通りSなの私?笑)。きっとこの作品にチャレンジしたことが財産になるんだろうな~。うらやましい。

基本的に幕が明けてからずーっとこれといったドラマはないんだけど、ラストに大きなドラマが待ち受けてるという感じで。ルネの決断がストンと腑に落ちました。それは溝口が金閣に火をつけたと同じ、自分という枷からの解放だったのかもしれないな。この作品の登場人物をすべて男性が演じたことはとても面白い試みで、最初のうちは「この人は女装が似合う~」とか異端の者を見るような好奇な目で見てしまうんだけど、最終的にそこへの関心はなくなって、人間の本質そのものを見ていた気がします。上手く説明できないんだけど、そういう気持ちの流れも、この作品のテイストとマッチングしてたように思いました。

ヒガシ君(ルネ)...それはそれは美しくて登場シーンで息を呑んでしまいました。なんつ~か、観音様みたいだった(笑)一幕目の台詞回しが何か一本調子というか、生真面目で硬くて「ううう~ん、どうしよう、ヒガシ君のセリフだけ頭に入らないぃ;」ってなってたんだけど、物語が進むにつれぐんぐんと良くなって、三幕目が一番良かったです。振り返ってみると、もしかしたらお人形のようだった一人の女性がたくさんの感情を引き受けて、最後に人間の心を取り戻した、という成長を時系列で表してたのかもしれないなぁとも思って、一幕目のあの硬さはアリなのかな?

平幹さん(モントルイユ夫人)...本当に素晴らしかった!!あのオーラ、あの貫録、あの老獪さ、娘に対してけれん味たっぷりの物言い。男性なのに日本人なのに、まったくかけ離れてるはずなのに、モントルイユ夫人がそこにいるかのようでした。ひとつひとつが生きたセリフで、平さんが居らっしゃることで成立してる舞台だな~ってひしひし感じました。ところで平さんの女装姿がすんごい佐久間良子さんに似てて。「わーん、誰かに伝えたいけど、このニュアンス誰も理解ってくれないだろうなぁ~」ってひとり哀しんでたら、幕間に後ろのお母さんが「佐久間良子に似てたわね!」って言ってて、思わずお母さぁ~ん!(*´Д)人(Д`*)って心の中で握手しちゃいました(笑)

木場さん(サンフォン伯爵夫人)...これまた素晴らしかった!!木場さんがお話になると、そのセリフの後ろにあるイメージが脳内にバーッと広がるんですよね。なのでミサのくだりが本当に怖くて臨場感たっぷりでした。モントルイユ夫人に「蝮」と呼ばれるほどの毒々しさ、たまらなかったです。

斗真(アンヌ)...めちゃ可愛いかった!オイラが男だったら彼女にしたい~(笑)この役は出番もあまりないんだけど、出てくるたんびに自由奔放なギャルっぽい華やぎをキラキラ振りまいて、対比するようにルネの薄幸ぶりが浮き彫りになって、ああなるほどナイスキャスティングだな~と思いました。カテコのお辞儀の仕方がまたもう可愛いのなんの~、メロメロでございました。

大石さん(シミアーヌ男爵夫人)...大石さんしゅき~≧∀≦でも大好きな大石さんなんだけど、ビジュアルがオッサンぽくてフリフリドレスにちょっこし違和感が;(あああ、本当スイマセンスイマセン!)三幕でシスターの格好で出てきた時にはとてもハマってて、ちょっとほっこりしました。大石さんが演じるシミアーヌは可愛らしさがホンワリにじみ出てて、芸達者だなぁ~って改めて思ったり。

岡田さん(シャルロット)...岡田さんの家政婦がすごく良くて、とても印象に残りました。出るたび目が離せなかった!獄中から出てきたアルフォンスの様子をこと細かくルネに説明するシーンのシャルロット、自分もその様子を目撃したかのような気持ちになって、心臓が高鳴ってしまいました。

劇場着いてタイムテーブルを確認した時、三幕まであって3時間半もある!って知って、ひぇ~大丈夫かしらん~!?って動揺しまくってしまいましたが、結果としてはあっという間で物凄く見応えたっぷり、お腹いっぱいで大満足の舞台でした~。

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