スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師

『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンとジョニー・デップが6度目のタッグを組んで贈る、トニー賞も受賞したスティーヴン・ソンドハイムのミュージカルの映画化。共演はティム・バートン夫人でもあるヘレナ・ボナム=カーター。19世紀のイギリス。無実の罪で投獄され、その黒幕に妻も娘も奪われた男が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとなって仕事を始めるが、彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への復讐に燃えていた。
ん~~この作品で逆転満塁ホームランを打つ気マンマンで初日に行ったんだけど、ポテンヒットくらいかなぁ。いや決してダメじゃないのよ!ダメじゃないんだけど…めちゃくちゃ面白かったわけでもなかったなぁという第一印象。ジョニデ×ティム・バートンだけに期待値がかなり高すぎたのかなぁ
まぁミュージカルを観たのに後味悪くて「ぬぉう」としてしまうなんてなかなか味わえないので、それは新鮮な経験でしたが…(苦笑)そもそも私には題材そのもの(=理髪師とパイ屋の話)が生理的にダメなもようでした
いろんな殺人方法があるけど剃刀で喉を掻っ切るってのがまずもって苦手~。結末も切なすぎて救いがないんですよね、これが。
ただ、グロではあるんだけどティム・バートンワールド炸裂!というか、あの独特の美学は他の追随を許さないよなぁ~って改めて感心しまくりでした。ダークなものが混沌としている映像がなぜにこうも魅力的なのか。怖いけど惹かれる。この深淵に立つと突き落とされるかもしれない、でも覗きこんでみたい。好きな人はたまらないんじゃないかしらん。
注目のジョニデの歌はなかなか良かったです(笑)んで、うるさん的に一番良かったのがバートン嫁ことヘレナ・ボナム=カーター。彼女はほんといい味出してました。妄想シーンはあまりに黒キュートなんでクスッと笑えて、そして現実との対比にちょっと瞳がうるっとしてしまいました。とりあえず暗澹たる気分になること必至なんで、確実にデートムービーにしない方が良いかと思われるんだけど、まかり間違ってデートムービーにした場合はディナーはミート系にしないようにね☆(←お約束。)あ、でも双方ティム・バートン萌えカップルのバヤイはこの限りではないです(笑)
てか何故だかこの映画を観ながら、私の脳内で勝手に東宝ミュージカルが同時上演されてたんですよね~。なんじゃそら、って感じなんだけど(苦笑)頭の中のベンジャミン・バーガーはいっちゃんで、でミセス・ラベットは島田歌穂さん、ターピン判事は村井パパで、アンソニーは井上芳雄くんで…そんなん観てないけどまるで観たようにありありと再現できるのが不思議!(笑)
……って、今ちょっとググってみたら本当に日本版のタイトルロールいっちゃんだったのを知った次第、失礼しました~
しかもミセス・ラベットは大竹しのぶさんだったのか~。なんて素晴らしい配役!当時全然気にしてなかった自分がくやしいわ…(って、ものすごく脱線してますよ、うるさん。)たぶんこの作品、先に舞台で見てればもっと印象が変わったんだと思うんですよね。考えてみると「プロデューサーズ」も先に舞台で見れたからあの映画を楽しめたのかもしれないな~。
