2006年03月09日

cut白夜行 #9「こぼれ落ちた過去」

■亮司は大学病院の調剤薬局に勤める典子の家に転がり込み、ミステリー小説のトリックに使うと言って典子に青酸カリのことを尋ねる。その頃雪穂は、訪問してきた礼子に中絶のことを聞かれ「私は店を育てていく」のだと答える。一方、笹垣は、篠塚が持ち込んできた過去の事件を調べ始め、江利子や菊池の証言から、やはり亮司と雪穂が仕組んだことだと確信するのだった。

□「2人してそのザマか…哀れやな。」ってつぶやいた礼子さんの言葉にゾゾゾーーーーッ!諦念して静かに死を受け入れるわけでもなく、命乞いをするでもなく、言葉ひとつで彼らを闇の深淵に叩きのめして逝くという礼子さんの死に様は想像をこえるもので。気品があって優しいお母様だっただけに衝撃的でした。でも、もしかしたら、それは母が子を思う愛の裏返しだったのかも。前回の放送でも高宮くんに「俺ね、雪穂がみじめに見えちゃったんです」ってセリフを吐かれてたじゃないですかー。あの2人が光の射す世界に這い上がろうとすればするほど、そこからは遠のいてしまうという哀しさ。それを「不憫」と蔑まれて、でも犯行を止めることが出来ない彼らがやりきれないです。そんな視線を注ぐもう一人の裏主役、笹垣さん。出張から帰ってきて「やっと、遊びに来たんか。」って言ってた顔がすげー怖かったー。自分の身に危険が及んでもお前らの暴走を止めさせたる的な、覚悟めいた感じがたまらないです。
物語は佳境を迎えましたねー。西田尚美さん、良い女優さんだなぁーと改めて確認。この作品に出てる女優さん、ナニゲに好みの人が多いっす。あーーーそしてリョウの“出来ない”設定は生きてたんですかぁー。しかも雪穂ちゃんとはちゃんと寝たんだと思ってたら…そうだったの?ちょっと驚愕っす(すいませんまた率先してそんな話を;)典子の小さな手をキュッと握って「また明日」って目を閉じるリョウの心中を察するにきゅーんとしてしまったとです。
ただ、若干「んーーーー。」って思う部分もなきにしもあらず。まずはあまりに分かり易すぎて、あえて突っ込むのを避けてたんですが(苦笑)サボテンの庭の描写がどうもやっぱり…。なんでそんなに短絡的な考えであの場所に死体を埋めてしまったんだろう?ってこともあるんだけど、土の色がいつまでも真新しくて「ここ松浦の死体埋まってますからー」的な演出(美術さんのせい?)にずっと乗り切れてなかったうえに、礼子さんがサボテン植えようとしたらあっという間に死体見つけちゃった(んだよね?)って展開に「ええええぇー」って感じで。そこは原作通りサングラスの破片が後から見つかる設定で良かったんじゃないかな。あと余さんはワタシとしては2人(あと笹垣さん)以外の登場人物に絡んできて欲しくなかったんですよねぇ、何となく。麻生さんの演技はとーっても良かったんですが。
それにしても「唐沢雪穂はあなたが好きだったんです。」言われた時のカッシーの「ふーん、あっそう。」って顔が日常茶飯事ぽくてちょっと萌えますた(笑)いつも言われまくりなんだろうなー、ったくもーイイ男なんだから(笑)

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