■「踊る大捜査線」スピンオフムービー第2弾。柳葉敏郎演じる人気キャラクター室井慎次を主役に据え、ある殺人事件の捜査過程で、事件の容疑者である警官を追い詰め死なせてしまったことを理由に逮捕された室井の真相究明に対する思い、彼をとりまく警察組織内部のどろどろとした確執、これまで明かされることのなかった彼の過去を描く。監督は「踊る大捜査線」シリーズの脚本家、君塚良一。 あの忌まわしき地下鉄事件の悪夢も消えぬ2月某日、警視庁・室井管理官は、自らが指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ逮捕された。新米女弁護士、小原久美子は室井の担当を任されるが…。
□うーーーーーん。ごめんなさい!あくまでも個人的見解なんですが、ぶっちゃけ“ガッカリ”って感じでした。この作品、観に行く前に映画掲示板を読んだりしてて、試写会時の反応がそんなに良くなかったのはうっすら知ってたんですよねー。なんで出来るだけ期待しないように努めてはいたんですけど、それでもやっぱり私の中の期待値が高かったんすかね?出だしは良かったんですよ、思ってたよりテンポよく始まって、この映画の売りどころである「アルタ~伊勢丹までのオープンセット」も違和感なかったし、途中までは「なんでぇなんでぇ、やっぱりネットの噂は当てになんねぇなー」なーんて弥次さんばりに思ってて、ワタクシ的に掴みはオッケー♪って感じだったんですよねぇ。でもそっから先に進んでいくにつれて微妙にトーンダウンの気配が……
まぁご存知かもですがワタクシ、ブイくんファン歴よっか全然長ーい哀川ファンでもあるですよー。実家の本棚がどっかのビデオレンタル屋のVシネコーナーみたいになってて母親に嫌がられてるですよー(泣笑)そんな私が映画を観終わった後に最初につぶやいちゃったのが「この映画、翔ちゃんいらなくね?」ってことでしたよ…………(がっくし)。
もっと本筋に関わるキャラクターだと思ってたんですよね、工藤刑事くん。なんだったら室井&工藤のバディものなんじゃないか?くらいな勢いで(笑)フタあけてみたら室井さんの無実の証拠をつかむために奔走するでもなく、IWGPのクボヅカくんみたいな設定なのに新宿中の手下動かして室井さん襲った実行犯を探させるわけでもなく、なんだよーただの役立たずじゃーーんヽ(`Д´)ノみたいな感じ。
役立たずと言えば田中麗奈ちゃん扮する新米弁護士もだったなぁ。これまた「羊たちの沈黙」みたいに彼女1人で証拠つかんで1人で真犯人の元に乗り込んで「志村うしろうしろー」な展開になるかと勝手に思ってましたが(そういや「羊沈」はOD1のキョンキョンがレクター博士やってたよね)、よくよく考えたら彼女沖縄行って仙台行っただけでは?最後も灰島が勝手にボロだしただけだったしー。
でも「この映画を観てガッカリ;」の最大理由はそれらじゃないんですよね。翔ちゃんの出番が少なかろうが麗奈ちゃんが役立たずだろうが、彼らは所詮「踊る~」の世界ではよそ者さん。根本的に最初から最後まで室井慎次というキャラクターがひたすらかっこ良く「室井だ、文句あっかー」ってバチコーン!と描かれてればそれなりにスッキリしたと思うですよ。「脇は何だったけど、まいっか。室井さんの映画だもんねー」って納得しちゃったはず。だのに、だのに、なんで肝心の室井慎次が役立たず~?室井さんが颯爽と仕切ったりとかカッコイイとこ見して欲しかったよう…。つか微妙~にキャラがブレてる感じなんだよねぇ。これまで君塚さんが脚本書いてきたんじゃなかったのかしらん?(ぎゃぼー!お台場方面からスナイパーがっ!)
普段「私は現場の君たちを信じる」とか「責任はすべて私が取る」とか言ってるくせに、現場への信頼ぶりが一切伝わってこなかったのはいかがなものかと(何故か一方的に信頼されてるんですが~)。あと室井さんじゃないけど、お前ら岡ひろみのために献身する藤堂さんとお蝶夫人かよ!と言いたくなるくらいな筧さんと真矢さんもキャラがブレブレ~。とにかく1つ1つの展開が「?」というか消化不良のままだったなぁー。
…って、ガッカリ丸出しの文章ですいません。映画を観終わって、そもそもスピンオフって何だろう?って考えてしまったんですよね~。スピンオフって何事もなかったように本筋に戻れることが前提だとばかし思ってたんですが、室井さんが広島行っちゃう(=エリートコースから外れる)って、本筋に関わる結構大きい出来事ですよねー。これまで「室井さんはもっと偉くなる、青島は現場を頑張る」って交わしてきた約束は踊るファンにとっての夢でもあったんじゃないんすかー。庶民の自分は出来ないけど彼ならきっとやってくれる~みたいな。わざわざそれをぶちこわしてまで作りたいスピンオフだったのかしらー。「青島よ、約束は果たせそうにない」ってキャッチが本当なんだなぁーと思って、寂しい気持ちで劇場を後にした私でした。
≪ Close?