■1959年、ニューヨーク。マックス・ビアリストックはブロードウェイの敏腕プロデューサーだったが、かつての名声は消え失せ、現在では手がける作品が初日にクローズしてしまうほど低迷していた。そんな彼の元を訪れた気弱な会計士、レオ・ブルーム。帳簿を調べていた彼は、ハズレた舞台が黒字になるカラクリに気づく。それを知ったマックスは当たらない興行をうち、大金をせしめることを思いつくのだが…。マックス役に井ノ原快彦。レオ役に長野博。
□いんや面白かったですよ~奥さん!ワタクシ終始お腹かかえて笑ってました~。この作品、映画もあるし、こないだまで来日公演やってたこともあって事前に予習しようと思えば出来たはずなんですが、なんか比較してしまいそうな嫌ーーな予感がして何も見てなかったの。結果的にはそれで良かった気がしてます。なもんで、ごめんなさい、私ハードルとっても低いです!(笑)
何はともあれ、まずレオくんですよ!なんだなんだ、あの可愛らしさは。客席で「かーわーいー!」って何度声に出して言いそうになったことでしょう。分別ある大人だったから我慢したけど(苦笑)毛布を肌身離さず持ってるとこがツボ、毛布をくるんと顔に巻いて耳をヒクヒクさせてるのがまたツボ。一挙手一投足が可愛さ満点。すいません、チャーミングが服着て歩いてるんですけどー。くそーっ、なんて可愛いんだぁー!!!(しつこい?)とにかくもうメロメロにやられちゃったなぁ。ブロードウェイ版の方がどうだったのかわかりませんが、長野さん、レオというキャラクターにどんぴしゃハマってたと思います。
最も懸念されてた“歌”はですねー、、、、、うーん、やっぱり課題は多いかな(汗;)でもストライクゾーンに入ると気持ちいいくらいスコーンと響いてるし、聞いてて気持ちいいくらいだったことも。これ、課題を1個1個クリアしてくと後半戦は結構楽しみじゃないの~?って思ったんですが(甘いですか?)個人的にナンバーで好きなのは、一幕のコーラスガールと華やかに踊る「なりたいのはプロデューサー」と二幕冒頭のウーラちゃんとの「あの顔」かな。ダンスしてる時がこれまた楽しそうな表情してていーなーと。とにかくSo Cute!なレオくんだったので大満足。すいません安い女です。
対するマックスは、役柄的にちょっと好き嫌いありそうなやらしいキャラで(笑)井ノ原さんは“隣のアンちゃん色”を捨てて良くやってたと思われます。あちこちで感想読んだりすると、いつものイノハラ節だとか1本調子とか言われて、辛口が多いみたいなんだけど、そっかなぁ~??私はめっさツボったんだけどダメっ??
マックス役は本当1つ1つの所作が細かいんだなぁーというのがアリアリで、見てるこっちも「うわぁー」ってビックリさせられるんだけど、その集大成ともいえるのが二幕のラスト近く牢獄の中でのソロ「裏切られた」というナンバー。あれはスゴイ~!!!そしてやっぱりスゴイ~!!!あのテンションと、お客さんを巻き込んでいく吸引力を最後まで失わない井ノ原さんがとにかくスゴイとしか言いようがなくて、見てない友達に説明するのがほんと難しかったです(笑)長年ブイのファンやってるけど、初めて井ノ原さんのこと尊敬したかもしんない~(笑)
あとは、ネジが1本とれた感じでこれまた可愛いウーラちゃん(おっぱいデカ!)や、手首だけで演技させたら月影先生とこの人しかいない(その通り!)カルメンさんもとっても良かった~。
ブロードウェイ版ではいろんな言葉遊びがあったり、ブロードウェイを皮肉ったり、人種問題をケロッと突いたりしてるらしいのですが、その辺は翻訳版では確かになかったというか(忠実にやっても理解するのが難しいかなぁ?)「お馬鹿なんだけど深い」っていう要素は希薄だったかもしれないけど、それらをすっとばしても、ものすごい情報量でとにかくいろんなミュージカルの要素がてんこもりで楽しかったな~~。小ネタ拾いきれない~。岡さんのブログで「このミュージカル玄人受けがいい」って書いてあったのもわかる気がするなぁ。そして、本編内でもロジャーが言ってたけど演じてる方たちが“ゴキゲン”なのが、なによりこのミュージカルの最大の魅力だなぁと思いました。私は大好きでした。しばらくしたら、ウキウキしながら宮益坂を下ったこの夏の夜を思い出してキュンとしそう~。
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